About

Ángel nini(アンヘルニニ)は大分市内にあるビルの一室に作った小さなスタジオです。

戦前のアンティーク着物に惚れてしまったオーナー深田愛実がスタイリングとディレクションを行い、753などの着物撮影をメインに、新生児から撮影できるスタジオを運営しています。

 

深田愛実
男の子3人の母
好きな物・事:塩サバ、文明、旅、犬、猫

 

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アンティーク着物について

アンティーク着物とは、大正から昭和初期(第二次世界大戦以前までを指します)に作られた着物のことを言います。

大正時代は15年という短いながらも激動の時代でした。この時代、女性達は、自立や権利、自由と個性、理想を求め「大正ロマン」と自らが呼ぶファッショナブルな流行を作ったのです。

日常的に着物をまとう時代、彼女達が作った流行はアール・デコの影響も受けつつ、日本人が愛した古典柄も取り入れました。それはそれまでに無い斬新な色使いや大胆な柄ゆき、色と色、柄と柄のぶつかり合い、現代の着物では再現が難しいとされるデザインなのです。

アンティーク着物の魅力はそれだけではありません。生地自体も大変貴重な物なのです。当時の着物はほとんどが「正絹」(100%絹)でした。一反の生地に約3.000頭もの蚕が必要とされますが、現代ではその蚕の食べる桑の葉が少なくなり、蚕の数が減少しているため、当時と同じクオリティの正絹を作ることが難しくなっています。このようにたくさんの命と職人の技を駆使して作られたからこそ、世界で認められる和文化の象徴となったのです。

当店がアンティーク着物にこだわるのは、現代に残るアンティーク着物が大変貴重なものだからという理由だけでなく、この誇るべき日本人の美的感覚と技術を、私たちの子ども達に伝えていくことが一番大切なことなのではないかと考えているからです。

現代の私達が着物に袖を通すことが人生に何度あるでしょうか。その数回だけでも本物に触れ、日本人の、日本女性の強いスピリッツとセンスを目にし、一生残る写真に残していただくことで、子ども達が大人になりそれを見返した時に、必ずや日本人の物作りの素晴らしさと美的感覚を誇りに思ってくれると信じています。

現代に残るアンティーク着物は一点一点が唯一無二の存在です。当店に縁あってやってきたアンティーク着物達を、一人でも多くの子どもから大人に着物を楽しんで欲しい、真の着物に触れて欲しい、そんな想いで皆様をお待ちしています。

 

Ángel nini(アンヘルニニ)
〒870-0003 大分県大分市大分市生石二丁目3-16
TEL:097-509-1726